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今日もまた雨、これだけ雨の多いお水取りも初めてです。

それだけに気温もやや高め、連行衆の人達も体調の管理が大変だったと思われます。世間では寒くて大変といいますが、篭りの僧にとっては高めの気温で汗をかくのが1番困るそうです。

さて、今日で最終日。お松明もいつもと違って6時半から、そして俗に言う、尻付け松明。次々と、尻を焦がすぐらいに上がってくるから、この名があります。そして舞台の上に一斉に松明が並んで打ち振られます。12日よりもある意味壮観です。

このように、すべてがいつもより早く行われ、12時前後のすべてが終り、参観さしていただくには、コンパクトにまとまっているので、人気があります。

不退の行法として1200年、今に至るまで絶えることなく続けられた修二会も今日で終わりますが、この間何度も途絶える危機がありました。最近では第2次世界大戦。行中に召集令状がきて篭りの僧が徴収されていったこともありました、応仁の乱、松永久秀の大仏焼き討ち、平家の南都焼き討ち、その都度、東大寺の僧たちは、この行を守るために必死の努力をし、今に至るまで続けらrれているわけです。それだけに在家のわれわれも、この行を守るための応分の努力をしなければと思います。

今回は東大寺以外から5人の参篭修が選ばれています。裾野が広がるという意味ではいいことなのですが、東大寺の僧だけでは行が維持できなくなっているとすれば少し困ったことです。何時までも何時までもこの行が未来永劫続けられることを願って、この稿を終わります。

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昨夜は久しぶりに天気も良く、大勢の参拝者もあり、無事お水取りが行われました。

お水取りは、文字通り若狭井という井戸から、観音様に捧げる香水を汲み取る行事です。

前に書いた、「神名帳」の読み上げで、勧請されたが、遠敷明神はその折り、遠敷川出。釣りをしていたため遅参した、そのお詫びに、2月堂の近くに水を送ることを約束したのが若狭井であるといわれている。

このことが何を表すのか定かではないが、奈良と若狭の交流の記憶であることな間違いない。

一夜あけた今日は残念ながら雨、今日は春日大社では春日際または申祭りが行われる。

これは春日大社では1番大事なお祭りであり、葵祭、岩清水、とともに日本3勅使祭のひとつである。

申祭りはもともと申の日に行われていたからこの名があり、従って、修二会とは直接繋がりはないのですが、今は13日に固定され、お水取りに隠れてあまり注目されないのは少し寂しいものがあります。

それはさておき、修二会も今日を入れて2日、内陣では毎日韃靼がおこなわれます。

最後の3日間だけ行われるこの作法はまた謎の多い作法であるが、密教的要素の強いものであり、この行法の最大のみものであることも確かです。

今日は文字通りのお水取りの日。

お松明も11本、時間は7時半からとなります。

最近は人出に恐れをなして、行っていませんので、実際のところは良くわからないのですが、今日松明を見るためには、相当早い時間から行ってないと駄目なようですし、流れ作業というか、松明何本で入れ替わりとかになるようです。

内陣の拝観も、今日はプラチナチケットじゃないけど、簡単にはもらえないようですし、中も押すな押すなの人のようです。

というわけで、今日はあんまりお勧めはしませんが、やはり今日行きたいと言う人のほうが多いでしょうね。

夜中のお水取りも、何千人と言う人が見守っています。実際は何にも見えないんですけどね。

いよいよ、クライマックスの近づいてきました。

韃靼も12~14、走りの行法も5,6,7とこの12-14にのみ行われます。そして12日の深夜におはお水取り。

走りの行法は、天上界の1日が人界の400年に当たるので、観音の周囲をめぐる行動を早めるために走るのだとか。

韃靼は内陣で松明を使う炎の行、まさに行中のクライマックスです。

行中には地味ではありますが、神名帳読み上げとか、過去帳の読み上げ、とくに「青衣の女人」なんかは有名ですね。神名帳も、最初に金峯大菩薩が読み上げられる謎など、興味を引くことがいっぱいです。

それに、南無観宝号の心地よいリズム。まさに魅力がいっぱいです。

それだけにこれからは人も多く、外陣の一角を占めるのも大変ですが、1度はこの素晴らしい法要を実際にみてください。

今日は7日、お水取りの中日です。

お水取りは二七の行とも言い、7日7日で14日間おこなわれます。

最初の7日を上(じょう)7日、後の7日を下(げ)7日と言います。

そして今日は小観音が出御します。

二月堂は観音を本尊とするわけですが、実は大観音と小観音の2体あり、どちらも絶対の秘仏です。

そして最初の上7日は大観音を本尊とし、後の下7日は小観音を本尊としておまつりします。

そもそも。修二会の行法は先に書いた実忠和尚が始めたといわれています。

実忠和尚が笠置の龍穴に入ったところ都率天の内院にいたった。

都率天とは弥勒菩薩のいます天界のこと。

そこで天人たちが十一面悔過の法要をしているのを見て、それを人間界で執り行ったのが、いわゆるお水取りの行法であるとか。

そして、その本尊は生身の観音でなければいけないので、実忠が勧請したのが小観音であると言われている。

とか、いわれているとか、あいまいのは、なにせ1200年前のこと、しかも信仰にかかわるkことなので、門外漢には計り知れないことであるから容赦願いたい。

 

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