昨日は2月に商工会議所の主催で行われた「ソムリエの集い」でたまたま同じテーブルに着いたメンバー9人が、初めてアカダマで集まりました。
2人は所要で来られなくて、7人が集まりました、再度自己紹介をしましたが、自転車で奈良から古の古道どおりで走って5時間かけて京都まで走ったという方や、法隆寺に住んで、その関係で非常に法隆寺に詳しい方、あちこちのセミナー参加されている方等等、多士済々の顔ぶれでした。
歴史について語り合う相手はなかなかいないので楽しいと一人の方がおっしゃっていましたが、まあ特に何もない集まりですが、6月4日土曜日に再度アカダマに10時に集まるということになりました。
もし、ソムリエの方で加わりたいという方がおいででしたら、連絡ください。
ソムリエに拘る必要はないのですが、1つの基準として決めやすいのでそ言うことに当分はしておきます。
昨日はこのブログにも時々コメントを頂いている鴨媛さんがいらっしゃいました。
法隆寺の聖霊会に、東京からわざわざいらっしゃたのですが、あいにくの天候で途中で終わったとかで
残念なことでした。それにしても東京の方で熱心な奈良フアンの方には頭が下がります。
もう一方、学生時代から日吉館に泊まって奈良へしばしばおいでだった上越国立大学のK教授がひさしぶりにおいでになりました。
学生時代から40年近いお客さんです、その際もう一方の訃報をききましたが、残念なことです。この場を借りてご冥福をお祈りします。
先週は同じく日吉館の常連だった早稲田のO教授もおいででした、皆本当に昔からの長いお付き合いを頂いたお客さんです。
やはり寂しさはあります。
昨日は震災から一ヶ月ということで、店の売り上げをすべて募金に当てることにいたしましたが、
お蔭様で沢山の方に協力をいただけました。
また予期していなかったのですが、おつりも協力しておきますというお客さんも何人もいらっしゃって、帰って申し訳ないことをしました。
私のの自己満足のような募金に協力していただいたお客さんに、この場を借りて感謝いたします。
集まったお金は本日、赤十字に寄付いたします。
本当にありがとうございました。
明日11日は東日本大震災から一ヶ月にあたります。
アカダマでは明日は売り上げの全額を見舞金にしたいと思っています。
一種のパホーマンスに過ぎないかもししれません。
実際、日々平穏に暮らせていることに感謝と共にある種の後ろめたさを感じるこの頃です。
東北の方々の苦しみに対して何も出来ない、いやしない自分にいらだっています。
だから明日の事も自分自身の言い訳の行為とも言えます。
でも、こうすることによって、少しでも役立てばこれに勝る喜びはありません。
勝手な行為ですがご理解をいただければ幸いです。
先日、テレビで奈良の宿泊客の4割のキャンセルがあった旨の報道がありました。
外国人、特に中国人観光客の激減があります。
もちろん、日本人観光客も修学旅行のキャンセルもあり、相当数減っています。
日本経済全体の問題とも言えますが、この1年、そうとうなダメージが続く覚悟をしておかなければいけませんし、それに打ち勝ち、きっと回復するという強い気持ちも必要と思います。
ところで、かねてより宿泊観光客が奈良では少ないことが問題となり、宿泊施設の増加を図るべきという声が主に官から起こっています。
知事も県民の強い保存運動があったにも拘らずプールを取り壊し、跡地にホテルを誘致するのに躍起になっています。
しかし誘致してもそれに答えるホテルは一向にありません。
理由は明白です。
ホテルは当然ですが私企業です。収益の見込みのない投資は行いません。
これだけ強く誘致を訴えても進出しないのは儲かる見込みがないからです。
ではどうすればいいか?これも明白です。
昨年1300年祭で、奈良のホテルは稼働率が飛躍的に向上しました。
通年で落ち込む時期も例年に比べて飛躍的に宿泊客が増加しました。
これなら採算もとれます。
だから県、市が何をすべきかは、ホテルの誘致ではなく如何に通年で奈良に人を呼び込むかです。
県市のトップにはこの簡単な事が分かっていないのが不思議です。
それとも分かっていて、プールを壊す理由にしたのか、単なるパフォーマンスか。
4日間という、今まで正月しかなかった長期の休みを初めていただきましたが、孫の世話で終わりました。
平城宮蹟へも行きましたが、震災後の平日という悪条件でも結構人は来ていました。
今後もあの程度の賑わいは維持できるのではないでしょうか、言わば新しい奈良の観光スポットの誕生を思わせます。
ただ今後の整備計画はしりませんが、大極殿の周辺をなんとかして欲しいなと思います。
今のままでは余りにも殺風景で、大極殿が孤立した感じです。
これも時間はかかりそうです。
他には氷室の彼岸しだれ桜はほぼ満開でした。
信貴山の「のどか村」もその名の通りのどかな感じで、親子連れというより、私たちのように祖父母と孫という組み合わせの人で賑わっていました。
震災の影響でどこも、人出は例年に比べれば激減でしょうが、こんな時こそ、奈良で癒しを味わってもらえたらと思います。
神や仏というのは本来こういう時にこそ、その存在が大事だと思います。
明日は私は奈良大学の入学式に出席して、店がそれが終わり次第午後から開店します。
どうも勝手な営業でほんとに申し訳ありません。
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