category:From マスター
やっと試験から解放です。丸ひと月試験ずけの毎日でした。
まあ、充実していたといえばそうなんですが、さすがに疲れました。
結局試験に追われて、試験のためだけの勉強、学生時代から進歩なしです。
こんなはずじゃなかったんですが。
勉強のための勉強をしようと思っていたのに・・・
昨日は平安文学論。
これは結構面白い学問でした。
今まで漠然と、平安時代は一夫多妻制と思っていたのに、これが違うという説を、工藤重矩著、「平安朝の結婚制度と文学」という本で学びました。
なんと、あの万葉集、巻18家持の歌に戸婚律の1部が載っていて、
「妻ありて、さらに娶らば、徒年、女家は杖壱百」と重婚の禁止が載っていrます。
この法は平安時代にも生きていて、妻はあくまでも一人、たくさんいているように見えるのは、皆妾ということです。
物語はこの妾が主人公になっている場合が多く、だからこそ、話が面白くなるということです。
妻問い婚が平安時代中心であったというのも誤解で、妻は同居している者、だからこそ、北の方とか言われる(住んでいる場所)
そして恋愛の対象は別に住んでいる妾ということになります。蜻蛉物語の右大将道綱の母もそうです。
源氏物語の紫上も実は妻妾、本妻は葵上、その後は女三の宮。
そこに物語が生まれるわけです。
これは、目からうろこというか、新鮮な驚きでした。
これからも、こういったあたりしい知識を学べるかと思うと楽しみです。
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