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早くもつつじの花があちこちで咲き始めました。
今年は4月が暖かかった分、かなり早いですね。我が家のボタンは満開です。
奈良公園では八重桜が満開です。でも奈良の八重桜とは違うんでしょうね。
東大寺知足院で発見された奈良の八重桜は、県庁の大宮通に面したところに植えられていますが、まだ蕾硬しです。

この八重桜、かって藤原氏の全盛時代、道長の娘、中宮彰子が奈良の八重桜を所望し、興福寺の僧が守ったという話が伝えられていますが、その縁により、桜の咲く頃、毎年奈良から宮中に八重桜が届けられることになったとか。
その折、例年のごとく届けられた八重桜を読んだ歌が
 「いにしえの奈良の都の八重桜
     今日九重に匂いぬるかな」
という、伊勢大輔の歌です。
この歌にはまたひとつのエピソードが伝えられています。
当初その歌を詠むのは、かの紫式部の役目でした。
ところが、その役を伊勢の大輔に譲って、即座にこの見事な歌を詠んだということです。
「殿を始め奉りて、万人感嘆し、宮中鼓動す・・・かのひと第一の歌なり」と宮中で大評判になった様を「袋草子」が伝えています。
このような話を伝える奈良の八重桜、都人にとっては、他の桜が終わった後、再生の意味おも見出していたということです。
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