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東大寺の狭川長老と言っても、もう故人の方ですが、昔旧制中学時代東大寺から郡山まで歩いて通ってと言う話をされていました。
その当時奈良県には旧制中学はまだ2校しかなく、そこで郡山だったわけですが、その当時の汽車は本数が少なく、やむおえず奈良から歩いたと言う話、おかげで今からだが丈夫なんだとおっしゃっていました。
郡山と言えば、これも昔、柳沢の殿様が市長をされていて、ある時議員と一緒に旅行をして、余りの品の悪さに辟易して、同じく郡山藩の家老だった三木さんに、もう市長は辞める、お前やれと言われて、市長になったと言う話をお聞きしました。
これも昔、今西清兵衛さんが良く店にお見えになっていましたが、この方は私が実際に存じ上げている中で、本当に「旦那」という風格をお持ちでした。
まさに小説の中に出てくる、旦那を眼前に見る思いでした。
巻紙を手で持って、筆でさらさら字を書く所作。あるいは、「甲乙と」という漱石の小説しか見たことのない言葉を使われるとか、まあそういう枝葉末節ではなく風格です。
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