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コーヒーに砂糖を入れるようになったのは1620年代。
まずカイロから始まりました。
その頃ロンドンでは大抵芥子をいれていました。
砂糖入りのコーヒがヨーロッパで普及するのは
17世紀も後半のことです。
紅茶にミルクを入れるのはイギリス人の発明です。
アメリカではミルクやクリームが不足していたからサフランや
桃の葉を入れて飲んでいました。
これが、後に国産のレモンにとって代わったわけです。

紅茶はミルクティーで飲むのが正しい。
そう、信じている人も多いと思います。
イギリスへ行ったことのある人ならご存知でしょうが、
ロンドンでも、ものの10分も列車で行けば、のどかな牧草地帯が
広がり、あちこちで牛が草を食む光景が見られます。
つまりイギリスではミルクが一番手に入り易く、豊富にあるからこそ
ミルクを入れて飲んでいるわけです。

アメリカは先ほど書いたように、カリフォルニアの陽光で育ったレモンが
豊富にあるから、レモンを入れた紅茶が国情に合っているということです。
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