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707年元明天皇が47歳で即位して、721年61歳で亡くなるまで、この期間は不比等と2人三脚、あるいは美千代との3人で政治は非常に安定した時代であったと思います。
715年には元明天皇の子、首皇子の姉の氷高内親王が36歳で即位し、714年には首皇子の立太子も行われています。
譲位の理由は、つまるところ「疲れた」である。
「庶政に憂労すること茲に9歳。今精華漸く衰へ耄期斯に倦む」しかし、首皇子は「年歯幼く稚くして深宮を離れず」であるから、庶務多端な帝位はまかせられない。よって氷高内親王に帝位を譲る。
首皇子は15歳、幼いわけではないが、その当時はまだ天皇が実際に政務を行っていた時代、平安時代のように幼帝が平気で即位した時代とはわけが違いました。
ただ、15歳と言う年齢には意味がありました。
と言うのは、持統天皇が文武に譲位したのが15歳。
この時は政務は引き続き持統天皇が実際には執ったわけですが、元明天皇は天皇になりたくてなったわけではありません。
いわば、持統天皇の意思を継ぐため、しぶしぶ即位したわけですから、もういいだろう、持統天皇も文武に15歳で譲位したんだから、わたしも、もうやめます。というのが本音だと思われます。
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