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 今回のアカダマ会は斎宮歴史博物館調査研究課主幹の穂積宏昌氏に再度お越しを願って、

「伊勢神宮の成立について」のテーマでお話をいただきました。

最初に文献上に表れた伊勢神宮の成立の記述について丁寧に拾い上げ、
一つづつについての詳細な解説をいただきました。

その上で、そうした文献に基づいて展開されている先人の諸説の紹介並びに解説。

つづいて、氏の専門である考古学の立場からの視点で解説と、実の詳細多岐にわたる話を展開され、今回も全く、驚きの連続と言うか、新しい視点を多く提示いただき、多くの刺激と知識を得ることができました。

詳しい内容について興味のある方は、講師の著作であるこの本をご覧になってください。

雄山閣 2013 『伊勢神宮の考古学』

私としては今回の話の中で、特に興味をひかれたのは、本筋ではありませんが、伊勢の海上交通の拠点が、

伊勢湾を横断する場合、伊良子度合と呼ばれる潮流の速い難所があり、斉明6年(660)百済支援のため造らせた船が寄稿した港が伊勢湾の内側、斎宮近辺の「麻続野」(多気郡)であったという指摘。

この記述から的潟と推定した点です。つまりヤマト政権の東方経営の拠点は伊勢ではなく、伊勢湾を松阪周辺となります。

このことは、ヤマトと東国とのルートを改めて見直す必要が感じられます。

何故これにこだわるかと言えば、私の生涯のテーマである鹿嶋から春日へのルートと重なるからです。

このことに関しては、まだ整理がついていませんから詳しくは書けませんが、大いに刺激を受けました。

それにしても、今回の話も内容が多岐にわたり、実に深いものでした。
当然のことながら、私自身の勉強不足を痛感させられた1日でもありました。

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