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ババ・ブータンによって持ち出されたコーヒーの木ですが、もちろんそこから世界中に広がって行ったのですが、決してその道は平坦ではありませんでした。

例えばインドネシアでは最初のコーヒーは洪水などで全滅。
スリランカのコーヒー園はサビ病で全滅、といった具合です。

さて、前に書いたオランダの東インド会社がジャワにコーヒーを伝えたのは1699年。
その成長した苗木が1706年にフランスのルイ14世に献上されました。
やはり厳しい管理下にあったその苗木を1723年に海軍士官ガブリエル・ド・クリュウが苦心の末持ち出し、自分の飲み水を苗木に与えるなどの苦労の末2ヶ月の航海をへて西インド諸島のマルチニーク島へ伝えました。

また1727年にはポルトガルの海軍士官フランシスコ・パリヘタがフランス領ギニアの総督府人と恋に落ち、別れにさいしてこっそりと花束に隠してコーヒーの苗木を忍ばせてくれたという話しもあります。こうして今や世界最大のコーヒー生産国であるブラジルにコーヒーがもたらされたのです。

こうやって色んな伝説を秘めながら世界中にコーヒーが広がっていったのですが、最初にババ・ブータンがアラビアからコーヒーを持ち出したのが1600年。
ブラジルのコーヒーが初めてヨーロッパに登場したのが1818年。
実に200年以上の年月が費えています。
最初のコーヒーハウスの普及が50年足らずに比べると雲泥の差ですね。
これはひとえにコーヒーの栽培、そして収穫に長年の歳月を要するからに他かなりません。
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