イザナギ・イザナミの神が、国生みをした神話。
生み続ける「国土」は淡路島に始まり、伊予、隠岐、筑紫、佐渡、そして大倭豊秋津嶋と生み進めます。
国を生みなすと言いながら、次々と生まれてゆくのは嶋です。
もちろんこの場合、嶋は海中の島といった地理的意味でなく、国に似た意味とは思われます。
それにしても、その島々が生まれる順序は淡路島を起点に、海上を船で巡り、関門海峡から日本海に出て、日本海上の島々と九州そして本州南西部の中国・北陸あたりを日本海側から望み、その後また淡路島に帰るついでに、あちこち島々を確認すると言った、海原をこぎ渡る人々の視点が見られます。(ヤマトコトバの考古学「木村紀子」)
もちろんこれは、大和朝廷の古事記で書かれた文章です。
でも、順番が逆だったらどうでしょう?
出雲から出発して関門海峡を経て、瀬戸内海を通過し、淡路島にいたる。
なにか神武東征に似ていますね。
それなによりもこれよりも、出雲がヤマトに達する経路としてみれば、非常に納得できる順路です。
さて、出雲に対して国譲りをせまった天孫族ですが、それからどうしたかと言えば、なんと日向の高千穂の峰に天下ります。
それでは出雲に対する立ち退き要求はなんだったのでしょう?
いまでこそ島根と宮崎はそう遠くない感覚かもしれませんが、太古の昔、この両者はとんでもない距離です。
ここでも、私にはまったく納得ができません。
以前、「高松塚の真の発見者に」と5,000円入りの封筒が、アカダマに投げ込まれていたことを書きました。
その後ソムリエ友の会の役員にも相談の上、しばらく様子を見て、その上で反応がなければ、「文化財レスキュー」へ寄付するという結論になりました。
そこで、昨日その5,000円を文化財レスキュー宛てに降り込む手続きを取りました。
ご報告まで。
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