相変わらず卒論です。
今日は、なまじ何時でも行けると思い、そのままになっていた枚岡神社へ行ってきました。
御承知のように、枚岡神社は元春日とも呼ばれ、河内一の宮でもあり、春日に勧請された天児屋根命、比売神が本来の祭神です。
御由緒は神武天皇東征のみぎりに、この二神を本殿背後の霊地、神津嶽に祀られたのが始まりとされ、その後孝徳天皇白雉元年(六五〇年)に中臣氏である、枚岡連等により現在の場所に奉遷されたとあります。
中臣氏の氏神です。そしてこの神社の存在が、中臣氏の出自を河内とする大きな決め手の一つです。
そして春日には、中臣氏の氏神であるこの枚岡神社の二神が勧請され、鹿島、香取から二神、合わせて四柱の神が祀られています。
春日では社殿は南面し、むかって右から(東から)武甕槌神、経津主神、天児屋根命、比売神の順に祀られていますが、枚岡神社では、社殿は西向し、むかって右(南から)比売神、天児屋根命、経津主命、武甕槌命の順に祀られています。
一応卒論の提出までには、参拝だけはしておきたかったので、 今日は念願がかないました。宮司さんにもお目のかかり、二時間近く話し込んでしまました。
本殿も案内していただいたのですが、宮司さんが一緒では、さすがに写真を撮るのははばかられ、 写真は入り口だけとなりました。
本殿はかっては、水の中に立っていたと説明を受けました。
鹿島神宮でも常陸風土記によれば、本来の祭神の一つは沼の神であり、水にゆかりがあります。
やはり古来からの神社は、水、であり山であり、またこの枚岡神社には樹齢2600年と称される柏の古木があり、こういった神の依代が必ずあることを実感しました。
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