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こうしてるうちに、今年もおん祭。
最近なんか1年が早い。
年を取ったかな?
今年のおん祭は、十列稚児(とおつらのちご)、陪従と一緒にお渡りを歩いた。
十列稚児は東遊びの舞い人、陪従は日使いの倍従ということで、篳篥と笛のものが参加する。
日使いは、時の関白、藤原忠通公が俄かに御不例のため、装束を楽人に下され、代理を務めさせたところから、その日の使いと称するというが、これも諸説あって確かではないらしい。
この稚児は、お渡りに馬で参加して、一の鳥居を過ぎた松ノ木の下で短い曲を馬上で演奏する。
この松は、神の依り代、ようするに、神様がこの気に降臨するということらしい。
能舞台の松はこの松を描いたものだとか。
それで、おん祭に参加した芸能集団はこの神様に挨拶のため、それぞれが芸のお披露目をする。
馬に乗った楽人2人はどちらも高校生。
楽のキャリアは私より古いけど、私も馬に乗りたいな。
だって、かっこいい。
巻嬰冠をかぶり,蛮絵装束と言って近衛の武官の装束を身にまとい、剣を帯びる。
そして、馬に乗ったまま、音出しと言って短い局を篳篥と笛で演奏する。
なんか、ものすごくあこがれる。
男に生まれたかった。
私はといえばそのお供みたいに、馬の横をただ歩くだけ。
ちっともかっこよくない。
それに1時間以上足袋と草履で歩くのはくたびれる上に、足が冷える。
文句ばっかりだけど、ほんとだもん。
こうしてお旅所に到着すると、まず能、そして、神楽、東遊び、田楽、細男と次々演じられ、舞楽が始まるのは6時ごろ。
それから延々と11時近くまで雅楽の舞が演じられる。
私は、楽所に座ってただただ吹き続ける。
去年はこの席に座って吹きたいと思っていたのに、1年たった今は、音頭がないのが不満なんて、やっぱりあつかましいかな。
でも、この土の舞台の上に立って舞いもしたい。
ああ~あ、うらやましいな。
いい加減吹きくたびれたころ、見るともなく観客を見渡していたら、なんと山本さんの姿がそこにあった。
え~、来てらしたたんだ。
もう一言、言ってくれれば、といってもメルアドも知らないけど。
あれから、何度もマスターの店には行くけど、話題にもならなかったし、来たという話もなかった。
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