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現在春日大社について書かれた本や、ガイドブックで、その成立は、
神護景雲2年(768)と、大体書かれているはずです。

春日大社でも、その年を成立の年とし、昭和43年には御鎮座
1200年祭が執り行われています。

その1番の根拠は、『古社記』です。

『古社記』と言うのは、文暦元年(1234)の具注暦紙背に書かれた、
撰述年代が確定できる最古の春日社の由来をしめした文書です。

具注暦(ぐちゅうれき)とは、日本の朝廷の陰陽寮が作成し
頒布していた暦で、
吉凶 判断のための様々な暦注が記載されていたことから、
注が具さ(つぶさ)に記入されて
いるということで、このように呼ばれる。
巻暦の体裁で、漢字のみで記される

「宝亀11年(780)8月3日中臣殖栗連時風記之」とする
「注記」なる1章があり、天の岩戸の神話と4所明神の
3次にわたる鎮座次第、そして現在地に鎮祭時の諸々の神験譚から
構成されています。

ところが、この中に春日社に日神信仰や神鹿思想が発生する
11,12世紀頃の影響がみられる。

従ってこの注記は、そのもっとも重要な要旨である鹿嶋よりの
遷記を中軸として、断片的な記録を記録したもので、
中臣の子孫に相伝するための備忘のための記録と考えられています。

その内容が、果たして信用できるかどうかで、論争があります。
この「古社記」が前回書いた大東家に伝わる古文書です。

ところで、今日卒論の合格通知が届きました。
これで、今まで書きてきたことは、一応担当教授に認められたということですので、ご報告しておきます。

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