category:From マスター
続日本紀には、こんな話も載っています。
聖武天皇が同じ年の(16歳)安宿媛を妻とする時、祖母である元明天皇が、「彼女の父親は、あの忠勤を尽くしている大臣不比等なのです。女だから皆同じと考えなさるな。大切にしなさい。」と言う意味の言葉を特に授けたということです。
この言葉を勘ぐれば、元明天皇がこの結婚に危惧を抱いていることの裏返しとも考えられます。
その時すでに聖武天皇には妻がいます。それが井上内親王の母、県犬飼広刀自です。その姓から、おそらく聖武天皇の母県犬飼三千代と何らかの関係のある女と考えられます。
そして、その結婚のあくる年、その広刀自は井上内親王を出産。そのまた次の年、
光明皇后は阿倍内親王を産みます。
光明皇后と、県の犬飼広刀自。そしてそのそれぞれの子である、阿部内親王と井上内親王。この2人は生まれた時から、いやその母親同士からライバル関係にあったと言えます。そして事実、お互いにライバルであることを十分に意識していたようです。
PR
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
フリーエリア
最新コメント
[04/21 あき]
[12/09 宮前 英明]
[06/28 大石孝]
[11/08 千鳥祐宣]
[08/10 こちずふぁん]
最新トラックバック
ブログ内検索
最古記事
カウンター
カウンター
アクセス解析
アクセス解析
Copyright © akadama All Rights Reserved.