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今回は入江泰吉旧居のコーディネーターを勤められている倉橋さんを講師に
お迎えして入江泰吉旧居にてアカダマ会を開催しました。
入江泰吉旧居入り口

倉橋さんは山口出身で、もともと奈良には縁も、特に関心もなかったそうですが、
学生時代のある人との出会い。

さらには歌人橋本多佳子への傾倒から歌人へ、そして橋本多佳子の本の
出版を通して、ライター、編集の仕事との係わりから、
奈良の雑誌界に大きな刺激を与えた『あかい奈良』の編集長として活躍するまでの
半生を語っていただきました。

その後フリーの編集者・ライターとして活動する中で、
入江夫人から奈良市に寄贈されたまま、
荒れるに任せて放置されていた入江泰吉旧居を、現在のように整備し、
昨年の3月1日に公開に至るまでのよもやまの話しも聞かせていただけ、
多くのことを知ることができました。
特にこの入江泰吉旧居は入江泰吉の作品を通してではなく、
入江泰吉の人間そのものの理解の一助となってほしいという話には感銘しました。

残念ながら入江泰吉と言う人物について知る人がだんだんと減っていくのは
時代の趨勢の中でやむ終えないことではありますが、こうした活動を通じて、
後の世まで入江泰吉と言う人の人物像が語り続けられていくことは
大変意義のあることと思います。

入江泰吉はこの家に戦後から亡くなるまで住み続け、
東大寺の上司海雲師をはじめ多くの人々と交友を深めた場所です。
床の掛け軸は入江さん本人の書とか

入江泰吉旧居は月曜休み以外は入場料200円で公開されており、
特に日曜は倉橋さんが1日詰めておられるとのことですから,
機会があればぜひ訪ねてみてください。

アカダマとの係わりで言えば、私の父は上司海雲師を始め、
入江さんとその交友関係の多くの人とも親しかったようです。
私は、時代が下がって海雲師の娘さんが店の来られていたのはよく知っています。
また入江さんがなくなる数年前、ご夫婦で店に来られ
カウンターでしばらくお話しさせていただいたのが思い出です。
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