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最初ここまで書き続けるとは思いませんでしたが、結局奈良時代全史を天皇を中心として書いてしまいました。

奈良時代は710年の遷都から始まります。そして天皇は元明天皇。

では元明天皇はどういう人かというところから始まって、天智天皇に行き着きます。

天智天皇の子であり、天武天皇の皇后であった持統天皇が奈良時代の根本でした。

持統天皇が我が子草壁皇子に皇位を譲ろうとしてかなわなかったことから始まります。

やむおえずその子、孫である軽皇子に皇位を継がそうとして、自ら天皇となり軽皇子の成長をまちます。

まだそれほど天皇の権威が強くなかった当時それは容易なことではなかったのですが、ようやく軽皇子の文武天皇が即位します。

ところが病弱であった文武天皇は25歳で亡くなります。

ここから、なんとしても我が血筋に皇位を受け継がせたい持統天皇の執念のリレーが藤原不比等の協力の下

始まります。

不比等は言うまでも無く天智天皇と共に大化の改新をしとげた鎌足の息子です。

壬申の乱でその天智の子、大友皇子の即位を言わば横取りした天武は不比等にとっては不倶戴天の敵でした。

そこで天智の子である持統天皇と、天武の血筋ではなく持統天皇の血筋を守ることによって、利害の一致があって協力関係が生まれます。

こうして、かってない文武天皇から母である元明天皇への譲位が行われました。

そこで天智天皇の不改常典という言葉が登場します。

この言葉によって、天武の即位の不当性が暗に打ち出され、いわば不比等の目的が半ば達成されたのです。

そして、天武が計画した藤原京から、不比等が立案した平城京への遷都が元明天皇によって実現します。

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