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ここは 2013年1月に廃業した魚佐旅館の跡地。
奥の方にあるのが、同じく2013年8月に廃業した
地方職員共済組合宿泊所 猿沢荘です。


写真は2013年120日に閉店した奈良ビブレの現在です。
マンションの建築中ですでに、売り出しも始まっています。

ここは2010年に廃業した 三条通り角振新屋町のシネマデプト友楽別館
イーストの跡地の建築現場、保険会社のビルが建設中です。

この駐車場は 2006年に廃業した 『大文字旅館』の跡地です。

こんな写真ばかりいくら載せても仕方ないですが、他にも、JR奈良駅西側に
ホテルの誘致に失敗した更地。
さらには大宮にこれもホテルの誘致に失敗した県営プール跡。
さらには、大物として奈良ドリームランド跡の広大な場所が、
固定資産税の納入を巡って裁判となり、いまだ手づかずで放置されています。
これが世界的な観光都市奈良の現状です。
 近鉄奈良駅から徒歩5分以内の1等地に立つのが、マンション
。保険会社ビル。
 いずれも観光とは縁もゆかりない施設です。

こうした現状で、荒井知事は、なんとか観光振興をと考えたプランが、
 若草山モノレールですが、ユニセフからクレームが出ると言うお粗末さです。
自然環境破壊は末代まで残りますが、モノレールでは、物珍しさで観光客を呼んだとしても、その影響は一時的なものにとどまるでしょう。

県が打ち出す観光振興策は、シルクロード博、遷都1300年祭と、打ち上げ花火のような
その場限りの賑わい策ばかりです。

何故そうなるか、理由は明白です。
奈良市、奈良県にとって、唯一最大の産業は観光です。
為政者は当然そういった観光産業に携わる人々の意見意向を重視します。
ところが、短的な話、観光業者の目的は、観光客にいかにお金を使わせるか?
いかにお金を奈良に落とさせるかにつきます。
一方奈良好き、奈良を愛する人、奈良をたびたび訪れる人は、
逆にいかにお金を使わずに奈良を楽しむかに腐心します。
言うなれば完全なミスマッチです。

 したがって、奈良を訪れる人の声を知るためには、観光業者の声を聞いたのでは駄目と言うことです。
いや、ちゃんと聞いていると言うでしょうが、それは業者のバイアスのかかった声にすぎません。
根本的な観光の振興に役立つ策は、業者や商店街関係者の声にのみ耳を傾けるのでなく、
 自分の仕事の利益ばかり考える人の意見でなく、真に奈良を愛する多くの人の意見を聞くことにつきます。

 ホテルは誘致しなくても、採算がとれると見れば、向こうの方から勝手に進出してくるのは、京都や大阪のホテルの建設ラッシュを見ればわかります。
皆がなにを求めて奈良に来るかを考えれば、モノレールという発想も決して出てこないと思います。
果たしてこういった声が為政者に届くものかどうか?
 
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奈良の現状
ご無沙汰しております。
大雪の中、飛火野を駆け回っておりました。
モノレール反対の署名に、
一筆加えさせて頂きました。
観光業で県を健全にさせたいなら、
奈良を訪れる観光客をちゃんと分析してほしいですね。
何も分からず来ている人と、
何度も訪れてきちんと学んでいる人にしっかり分かれます。
何も分からず来る人はそれ以上の感動は得ることが出来ず、
そこでおしまいです。
その解決策がモノレールとは、到底思えません。
鴨媛 2014/02/22(Sat)17:47:10 Edit Top
Re:奈良の現状
鴨媛さん>奈良でも珍しい積雪、東京はもっと大変だったようですね。私も初めてと言っていいぐらいの雪かきをしました。さてさて、まだ知事はモノレールにご執心。困った人ですが、世界の人にたいして奈良の自然と環境を守る責務があることを自覚してほしいものです。
マスター 2014/02/22 18:05
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