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奈良では各町ごとに氏神さんがあり10月1日の氷室神社を皮切りに
5日は手向山八幡、10日は宅春日と順次秋祭りが行われていきます。
正確に言うと氏神さんはその氏族の神を祀った神社ですから、
産土神と言うのが正しいのですが、今では皆、氏神さんと言っています。
宮司さんに聞いてもどの町がどの氏神さんという線引きはいつだれが決めたか
良くはわからないそうです。

  
 
いずれにしろ、私が住む高畑の氏神さんは鏡神社。
 社伝には遣唐使発遣の祈祷所であった当地に平城天皇即位の大同元年(806年)
新薬師寺鎮守として創祠されたとあります。
祭神は天照皇大神、藤原広嗣公、地主神で、本殿は春日大社の社殿を下賜されたもので
奈良市指定文化財です。
藤原広嗣の霊を鎮めるために創設されたと言われますが、町の人達にとっては
それはあまり関係なく、わが町の氏神さんということです。

私は今年は町内の役員にあたっていたため、初めてお祭りの手伝いに参加しました。
14日が宵宮で朝9時に神社の集合して祭りの準備です。
まず神輿を蔵から運び出しますが、なんせ役員の平均年齢は70をはるかに超えていますので
前期高齢者の65歳以上が若手ということで、力仕事。
限界集落ならぬ限界町、これが日本の縮図かもしれません。
でも今の年寄りは皆元気です。
無事運びだし、次に御霊を神輿に遷す神事が役員が作る人垣の中、
警蹕の声とともに行われます。
大きな神社の御動座は深夜に神職の手で行われるのが普通ですが、
白昼に一般人である町内の役員が作る人垣の中、警蹕の声とともに行われるのが
いかにも素朴で、却って新鮮でした。

 
こうして無事神様はお神輿にお移りになりそのお神輿の前で祭典ののち、
町の人達も参拝に来て、宵宮の始まりです。
  
境内では色んな余興が行われます。演奏や紙芝居。
 
文化財に指定されるような立派なお祭りではなく、昔ながらの町の本当に素朴なお祭り。
それはそれで味わいがあります。
宵宮が終了して、後かたずけが終わったのは夜の9時、本当にまる一日がかり。
 
今まで傍観者でしたが、役員の人達がこんなにも大変なことをしていたんだと
始めて気付かされました。

 あくる15日が本祭り、やはり朝9時に集合して今度のはお練りの準備です。
そして10時からは祭典。
打楽器奏者の奉納もありました。


かっては人の手で担いだ神輿も今はトラックの荷台に積みます。
これも、役員の顔ぶれを見れば仕方のないことです。

お稚児さんも町内では確保できず、手をつくしてかき集めるような状態ですが
何とかかわいい稚児さんたちが来てくれました。

もちろん徒歩でお練りは無理で乗用車に乗ります。
なんかお練りと言っても、という感じですが、
それでもこうやって祭りを続けていくことに意義があるのかもしれません。
一旦途絶えると復活は至難の業です。

お練りの一行が氏子の町内を一週して帰って来たのが3時過ぎ。 
神輿の神様を元通り社殿にお還り頂いて祭りはようやく終了です。
 
すべての後片付けが終わって直会。
初体験のお祭りのお手伝いがすべて無事終了。

日ごろお目にかかることのない他の町の方とも何人か親しくなることができました。
得難い貴重な2日間の経験でした。本当にお疲れさんでした。
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自己紹介:
奈良市にあった喫茶店『可否茶座 アカダマ』の元マスター.2013年奈良大学通信学部文化財歴史学科を卒業。奈良まほろばソムリエ検定第1期ソムリエ取得。第1回小倉百人一首検定1級合格。
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