category:From マスター
「え!!そうなん。で、2人はつきあってんの?」
「井上さんは、全然その気がないから、まあ片思い」
「そうだよね、年も井上さんが上だし・・」
「ほかにもね、笙の近藤さんと篳篥の大矢さんは付き合ってんのよ」
「へ~、結構そういうにありなんだ」
「ところで、春野さんカレいてるの?」
「やだ、いきなりそういうこと聞く!いまはなしだけど」
「山中さんは?」
「私も今はなし、笛一筋ってとこ」
「まあ、かっこいい」
「へへ、それはうそ、この前別れたとこやの」
なんて、つまらない話もできるようになった。
でも、稽古は一生懸命やってます。
このごろ稽古で時々音頭(おんど)をやらされるようになった。
音頭と言うのは、曲の最初に1管だけで最初のフレーズを吹き出す、いわば第1走者みたいな感じ、厳密に言うと、その音頭しだいで、曲の雰囲気が決まるぐらいの大事な役目。
さすがに緊張する。
最初の1小節を吹いて鞨鼓、太鼓が入って、笛の助管や、他の楽器が加わるとほっとする。
でも練習でも、これをやらせてもらえるのは、少しは認められたってことかも。
ちょっと自慢だけど、山中さんは少し先輩だけど、まだ音頭を任された事はない。
音はほんとにか細い。
私が思うに練習量の差だと思う。
もちろん、この前公園で言われたように、いつも思い切り息を入れる訓練をしないと駄目。
一応一人前扱いをしてもらえるようになったら、いきなり出張。
要するに、頼まれて神社の祭典に笛を吹きに行くことになった。
神社のお祭りは、最近では日曜とかに変えるところもあるけど、基本的には日時が固定されている場合が多い。
だから、どうしても平日になることがある。
そうすると、会員の人は仕事を持ってる人が多いから、暇な学生にお鉢が回ってくる。
この前の土曜日、練習が済んで、楽頭の安倍さんが今度の火曜日宇陀の神社の祭典に行ける人いてるかって聞かれた。
笙と篳篥はすぐ決まったんだけど、笛が笹山さんは「俺はその日はあかんは」
佐藤さんも「その日は無理」
と、なかなか決まらなかった。
突然「春野お前はどうや?」
「え、わたし?私はそんなの無理です」
「無理って、その日あいてないってことか?」
「いえ、空いてるのは空いてますけど、私はまだそんなの無理です」
「大丈夫大丈夫、ほないけるんやな」
「ええ、まあ」
なんてことで無理やり押し付けられてしまった。
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