category:From マスター
「もっとしっかり腰を落とさんかい」
「そら、右手の先を見て、今度はその先を目で、いや目だけちゃう。首ごとや、そうそう」
舞の指導は笹山さん、かなり厳しい。
練習が終わったら汗はびっしょり、太ももは、ぱんぱん。
舞がこんなにしんどいもんだなんて知らなかった。
でも、ちょっぴり楽しい。
わたしは何時のことかわからないけど、
本番になったらあの装束を着て舞える。
どんなんだろうな?ちょっぴりあこがれる。
雅楽を始めて、まだ10ヶ月、でもなんか今までの人生にない沢山の経験ができた。
毎日がこんなにも充溢した感じがするのは初めて。
もっと早くから始めてたら、今頃は私はもうばんばん笛も吹けて、舞もできて、なんて想像するけど、逆にこの時期に初めて良かったのかもなんて、思ったり。
舞の練習をしてるメンバーは女ばかりで、例の井上さん、山中さん、村田さん、北村さん、宮本さん。
村田さんは同じ笛、北村さん、宮本さんは篳篥をやってる人。
笙は右舞のとき出番がないので、大体右舞をやるみたい。
右の舞は主に朝鮮から渡来した曲で左は主に中国からもたらされたということで、装束も左は赤色、右舞は緑、腰帯も金、銀。
最初の1歩も左足から、右足からとか細かく対照的になってるらしい。
そして、左舞は笛の譜を歌いながら練習するけど、右舞は拍子だけで練習する。
左舞は、だから譜を完全に覚えてなきゃいけないのに、右舞はその必要がない。
右舞にしといたほうが楽そうなんて思う。
練習を始めて1ヶ月、村田さんはあんまり練習に来ない。
山中さんは、どうもやる気がない。
覚え具合もだからまちまち。
私はもう全然駄目。
付いて行くのがやっとというか、全然頭に入らない。
でもま良いか。
練習だけだしね。
今日は稽古が終わって、笹山さんが。
「もう練習は後3回、村田さんは仕事が忙しいので、あんまり練習できないから本番は無理というこっちゃ。
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